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 AKB48グループの国内6グループ/15チームが参加した『第3回AKB48グループドラフト会議』が21日、TOKYO DOME CITY HALLで行われ、候補生68人中55人が指名を受けた。初の試みとして、各チームのファンのネット投票によって選択希望候補者を決めたが、果たして思惑どおりの補強はできたのだろうか。

 過去2回はメンバーが自身のチームに必要な人材を指名。第1回(2013年11月)はNMB48チームNキャプテンの山本彩が、1巡目最多3チームが競合した須藤凜々花(昨年8月卒業)のくじを引き当て、第2回(15年5月)はNGT48チームNIIIの北原里英と柏木由紀が、昨年の総選挙5位となった荻野由佳を2巡目で指名。近年、最も話題を集めた個性的な2人は、メンバーによって見いだされた。

 今回は初の試みとして、各チームのファンが動画配信サイト「SHOWROOM」の投票機能を通じて選択希望候補者を決定した。会場では各チームのメンバー5人がそれぞれの円卓で投票状況を見守り、指名が重複した場合は代表メンバーがくじ引きを行ったが、ファンの選択に口出しすることはできなかった。

 1巡目で最多タイ3チームの競合によるくじ引きで、自ら渡部愛加里(13)を引き当てたHKT48チームHの指原莉乃は、ドラフト会議後の囲み取材でこう振り返った。

 「今回はファンの皆さんが決めるという企画だったので、私たちはデータも資料も何もいただいていなくて、何もできなかった。でも、(指名前のパフォーマンスで)72番の子が目の前に来た時に『かわいい、絶対この子がいい』って(チームHメンバーと)言っていたんです。その気持ちがファンの皆さんに届いたのかな。そして見事、引き当てることができて、久しぶりに興奮しました」

 その一方で、指原にはもう1人意中の候補生がいたというが、指名されないまま、チームHは3巡目で選択終了した。「正直、私が欲しかった子が残っているので、今すぐ採りたいくらい。すごく悔しい。その子が選ばれるように願っていますが、=LOVEというグループのプロデュースをやっているので、指名されなかったらそっちに入れます」と引き抜き宣言も飛び出すほど。

 終演後の囲み取材で、その候補生がSTU48に5巡目で指名された信濃宙花(しなの・そらは、14)だったことを明かし、「信濃ちゃんという子がとにかくパフォーマンスがよくて、選ばれなかったら自分のプロデュースしているグループに入れたいと思っていたくらい。STU48に指名されて、うれしい気持ちと複雑な気持ちとどっちもあります。でも、STUは兼任が終わってからも関わりはあるので楽しみです。よかったです」と振り返った。

 一方で、メンバーの意中の候補生をファンが指名し、円卓のメンバーが歓声を上げる一幕も。中でも、チームKが4巡目指名で意中の小林蘭(14)を指名することがわかると、込山榛香、小嶋真子、武藤十夢、倉野尾成美、茂木忍は歓声をあげ、さらに単独指名で交渉権獲得が決まると歓喜に沸いた。チームKが第一志望だった小林は「パフォーマンスのときにチームKさんにいっぱいアピールしたので、指名されてよかった」と安堵の涙をこぼすと、メンバーはスクリーン越しに「蘭ちゃ~ん!」と呼びかけ、手をブンブン振って喜んだ。

 そんな光景に複雑な表情を見せたのは、HKT48チームKIVの宮脇咲良。チームKIVのファンは、2巡目で5チームが競合した沖侑果(18)のくじ引きでハズレたところで選択終了を決めたが、メンバーは小林を指名したかったという。宮脇は「難しいですね…私たちは蘭ちゃんをすっごい採りたかったけど、言えなかったので…」と思い通りにならず、言葉少なだった。


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