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 AKB48木崎ゆりあ(21)が9月30日、グループを卒業した。東京・AKB48劇場で卒業公演を開催。入山杏奈、横山由依や峯岸みなみら仲のいい仲間たち9人たちと、アイドル最後のステージに立った。

 1曲目は「前しか向かねぇ」。センターでスタンドマイクを振り回しながら「イエーイ!」と叫んで、ファンのテンションを盛り上げた。2曲目は一転して、アイドルらしい青春ソング「only today」。3曲目の「365日の紙飛行機」は、NGT48北原里英と“音痴コンビ”で、歌い出しを歌って、開場を笑わせた。ただ、サビで劇場の端のバルコニーで観客の顔を間近に見ると、早くも瞳が潤んでしまった。

 中盤のユニットコーナーでは、前田敦子と高橋みなみの友情ソング「思い出のほとんど」を、大親友の入山杏奈とデュエット。「実は、リハーサルでボロ泣きしてたから、本番は笑えてきちゃった」という木崎に対して、入山の方が涙をこぼした。

 木崎の涙腺が崩壊したのは、アンコール1曲目の「あなたがいてくれたから」だった。「ファンと私、両親と私の関係性を歌った曲」で、涙がこらえなれなくなった。特に「大人になれたでしょうか?…」と、ソロで歌う場面では、号泣で歌えなくなってしまった。「あの歌詞の部分は、両親に向けて歌うつもりだったのに、何やボロ泣きじゃん。恥ずかしい~」と、自分で自分にツッコミを入れるほどだった。

 ラストは「私らしく、涙じゃなくて笑って元気に終わりたい」と、1曲目に続くロック調の卒業ソング「GIVE ME FIVE」。仲間たちと肩を抱き合い、笑顔で最後を締めた。

 ファンへの最後のスピーチでは熱く語った。

 「こんな私を応援していて大変じゃなかったですか? 気が強いとか男っぽいとかヤンキーと言われるけど、実際の私は1人では立てなくて、それをファンの皆さんは分かってくれていて、『もっと弱音吐いて』って言ってくれたけど、やっぱり気難しい性格だったから。アイドルに向いてなかったこんな私を好きだって言ってくれて、こんなにいろんな感情をくれたみんなのことを、私が好きにならないわけないですよね…。だから、(女優として)再スタートする私のことも応援してほしいです。絶対に死ぬまで飽きさせないので、私はみんなのことを手放す気はないので、全員まとめて付いてきて下さい」。

 アイドルを卒業しても、また再会し、長くつきあっていくことを約束した。

 終演後の囲み取材では、泣いた理由を問われると「泣くたびに『あ~っ、私はこんなにこの人たちのことが好きだったんだ』って思いました。みんなの顔を目の前にすると、泣かずにはいられなくなるというか…。それだけ、自分の中に入り込んでくる人たちがたくさんいるってことは、素晴らしいことだな。アイドルをやっていて本当に良かったなと思いました。自分と皆さんとの関係性に、幸せを感じました」と説明した。

 最近は、元NMB48須藤凜々花や福本愛菜が卒業してから「握手会やAKB48選抜総選挙で投票を呼び掛けるのは『営業』でした」と言っているが、木崎は先月の本紙の取材で「私はファンの方々と握手会でも本音でぶつかったから、たくさんケンカもしました。でも、いつだってウソだけはなかった」と振り返った。

 「ファンの人たちは、私が13歳から入って8年間、ノースキャンダルで卒業することを、すごく喜んでくださった。それはよかったです」と笑った。「私は、恋愛は結婚する相手の1人だけでいい」と言い切る木崎は、自らを「意地っぱりで素直じゃなくてアイドル向きじゃなかった」とも言った。それでも、この夜を見届けたファンの1人は「ゆりあの正義感とウソやごまかしが大嫌いな一本気な生きざまのおかげで、最後の最後まで幸せに応援できた。感謝しかない」と感無量のおももちだった。


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