ぱるるひよっこ11


オーディションというだけで、気持ちがグサっとくる


 ◆連続テレビ小説『ひよっこ』が朝ドラ初出演となる島崎さん。出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか。

私は有村架純さんの友達役と聞いてオーディションを受けさせていただいていたので、マネージャーさんから「合格したよ」という連絡がきたときは「まさか、自分が友達役に…」って本当にびっくりしました。そこで友達役ではありませんでしたが、脚本の岡田(惠和)さんが「この役(由香)はどうだろう」って言ってくださっていると知って(笑)。ぜひやらせてほしい、ありがたいなと思いましたね。

◆制作統括・菓子浩さんは「オーディションでの島崎さんの演じ方は際立って見えた」とおっしゃっていました。

オーディションには慣れていなくて、「オーディション」っていうだけで気持ちがグサっとくるような状況になるんです。なので“苦しい苦しい”とは思っていたんですけど、やるからには絶対に合格を目指していこうって思っていましたし、そこからは全力投球でした。

◆ご自身が演じている由香というキャラクターについて教えてください。

私ってオーディションの時にこんなイメージを持たれていたのかな~と少しだけショックでしたね。結構猫をかぶっていたつもりだったのに、なんか見抜かれたのかな~(笑)。これを言ったら皆さん笑う気がするんですけど、私はかなり繊細で泣き虫です。現場では、辛いことがあってもなるべく耐えて、お家に帰ってから泣きますけど。ただ由香の本当はこう思っているのに強く言ってしまうようなところは、自分の性格と似ているなと。まだ数回しかお芝居させていただいていないのですが、その数回でキャラクターがころころ変わっているような感じもあります。自分でも由香がいい子なのか悪い子なのか分かんないなっていうつかみどころのない感じでしょうか。

◆初登場のシーンでは、とにかくつんつんしたみね子への“塩対応”が見られます。

由香を演じるのは、本当に難しくて。具体的には初日で言うと、せりふがとにかくきついのでその加減の調整、そしてのちに出てくるシーンでは、発している言葉と言い回し。スタッフさんとの話し合いで、そこの部分では由香の中にある優しさが見えないようにしたいっていうことになったので、せりふ自体の内容はものすごく弱いんだけど、強く見せなきゃいけないという微妙なラインがすごく難しかったです。

◆みね子役の有村さんや、お父さん役の佐々木さんとお会いした時のお2人の印象は?

有村さんは、こんなにもいい人っているんだなって思うくらい、私たち共演者に対してだけでなく、スタッフさん、マネージャーさんに対してもいい人です。佐々木さんはまだお芝居ではご一緒させていただいていないのですが、テレビの中にいる人というか“芸能人”というイメージですかね(笑)。

続き・全文はこちら
http://www.tvlife.jp/pickup/124585