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・1位争いは「NGT48 vs チーム8」

(中略)

 そしてついに2位の発表。会場の大きなスクリーンには「47の素敵な街へ」の文字が表示され、その瞬間、会場中がざわめいた。1位を期待していたチーム8ファンと、これで1位が決まったNGT48ファンらの声援や悲鳴が飛び交う。リクアワの中で一番会場が盛り上がった瞬間だった。そして「47の素敵な街へ」の曲がスタートすると、チーム8のメンバーも1位を期待していたのだろうか、結果に泣きながら登場するメンバーも多かった。

 そんな彼女たちの姿に、ファンも涙しながら大声の「ガチ恋口上」で応える。倉野尾成美(熊本県代表)は「結果は2位ですが、パフォーマンスは8が1番ですよね!」とファンに呼びかけると、会場はさらに沸いた。チーム8のパフォーマンスとパワーは、AKB48グループの中でも“負けていない”ことは誰の目にも明らかだった。

 しかし、NGT48は“強すぎた”の一言に尽きるだろう。AKB48が登場してから10年目の年に誕生したNGT48は、今年のリクアワで「Maxとき315号」以外にもトップ10に3曲(5位「NGT48」、7位「君はどこにいる?」)がランクインする快挙を成し遂げた。キャプテンの北原里英は「本当に、本当に、本当に嬉しいです! 本当にありがとうございました!」と、メンバーみんなと嬉しさを爆発させていた。会場の悔しい思いをしていたチーム8ファンからも、NGT48の快挙には大きな声援がかけられていた。

・「来てくれた全員を8の虜にするから」

 残念ながら2位になってしまったチーム8。メンバーの多くがSHOWROOMやモバメでファンへの感謝の気持ちと「悔しかった」という正直な思いを語っていた。85位に自身がセンターを務める「夢へのルート」がランクインした山田菜々美(兵庫県代表)はモバメで「とっても悔しい。でも、超えられる順位があるから、諦めずにこれからも頑張る」と思いを伝えていた。チーム8の歌姫の小田えりな(神奈川県代表)は「今年こそは1位を! と思っていてみんなの気持ちは1つでした! 私は絶対に1位だと信じていましたが。。。去年は泣かなかったけど悔しくて泣きました」と伝えた。メンバーの多くが悔しくて仕方ないだろうが「もう終わったことだから後ろを振り返らずに前を見ていこう」とポジティブだ。このポジティブな姿勢もチーム8の人気のひとつつだ。

 1月23日に中野郁海はSHOWROOMで「さいたまスーパーアリーナには、皆さん家族や友達を連れてきてください。AKBに興味ない人にも『とりあえず行ってみよう』と誘って、それで8に嵌らせる。連れてきてくれたら、そこからは私たちが請け負う。あとは私たちに任せて頂ければ、来てくれた全員を8の虜にするから。連れてくるまでは皆さんにお任せ」とファンに呼びかけた。チーム8はたしかに中野が指摘するように、一般的にはまだ知名度が高いとは言えない。チーム8にとって次の課題は、新たなファンの獲得による支持層の拡大だ。今年もチーム8の躍進に向けてメンバーたちの活躍が期待される。


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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170130-00010007-realsound-ent