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コンセプトの1つに「夢への通過点」をあげているAKB48グループ。これまで前田敦子、大島優子など多くのメンバーが卒業後、女優として成功しており、2016年は、2015年8月にグループを卒業した川栄李奈AKB48/21)、松井玲奈SKE48/25)が、女優として大きなステップアップを遂げる1年となった。


川栄李奈:朝ドラ出演の快挙、話題作に続々出演




グループ在籍中からドラマ「ごめんね青春!」(2014年、TBS系)への出演など、女優として活躍していた川栄。卒業直後に主演舞台「AZUMI 幕末編」(2015年9月)を成功させると、その後、高畑充希主演のNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主要キャストに抜擢。ヒロイン家族が居候した仕出し屋「森田屋」のひとり娘・富江を好演し知名度を上げ、11月には富江とその夫の長谷川(浜野謙太)を主演としたスピンオフドラマ「福助人形の秘密」(BSプレミアム)が放送された。

また、ドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」(フジテレビ系)では、松下奈緒演じる主人公の妹で既婚者の役に初挑戦。そのほか、「死幣-DEATH CASH-」(TBS系)、「こえ恋」(テレビ東京系)、スペシャルドラマ「バスケも恋も、していたい」(フジテレビ系)など、ひっきりなしに出演作き、11月には、「AZUMI 幕末編」の好評価を受け、「あずみ~戦国編」が上演された。(略)


松井玲奈:ラブシーン、怪演…体を張った演技が話題に




一方、かねてより女優を目標に掲げていた松井は、清純派のイメージで人気を集める傍ら、在籍中からドラマ「マジすか学園」(テレビ東京、2010年)で演じたエキセントリックな「ゲキカラ」がハマり役となるなど、演技力には定評があり、2015年5月にはミュージカル「マジすか学園~京都・血風修学旅行~」で横山由依とW主演を務めた。

グループを卒業後も、「フラジャイル」(フジテレビ系)、「初恋芸人」(NHKBSプレミアム)、「神奈川県厚木市ランドリー茅ケ崎」(MBS)と順調にキャリアを重ねていった。(略)

島崎遥香:卒業後、女優としての飛躍に期待



2017年、女優としてさらなる飛躍にもっとも期待がかかるのが、卒業が決定している島崎遥香AKB48/22)。

2016年は映画「ホーンテッド・キャンパス」、ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)、主演ドラマ「警視庁 ナシゴレン課」(テレビ朝日系)と年間を通して女優として活躍。

特に、「ゆとりですがなにか」では、岡田将生演じる主人公・坂間正和の妹・ゆとり役で存在感を発揮。意識高い系の就活生だったゆとりが、風俗店の呼び込み・道上まりぶ(柳楽優弥)に影響を受けて、ガールズバーで働いたり、まりぶと不倫してしまったりと、急変していくリアルな姿を好演した。

そのマイペースで飾り気のない対応が「塩対応」と称された島崎。気張らないナチュラルさが、演技にプラスになっている印象で、独特な雰囲気を持つ宮藤官九郎氏の脚本に馴染んでいた。

2017年はすでに、福田雄一氏が脚本・演出を務めるドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系、毎週土曜よる9時、1月14日スタート)への出演が決定。俳優の堤真一演じる主人公・左江内と女優の小泉今日子が演じる鬼嫁・円子の娘・はね子役。父親に「塩対応」をする思春期の女子高生という等身大のキャラクターは、ハマり役になる予感。卒業直後も順調な女優としての滑り出しが期待できる。

48グループメンバーに注目



かつて48グループの頂点を争った前田、大島も、いまや両者ともテレビドラマ、映画ともに引っ張りだこ。「元AKB48」という看板は不要なほどであり、川栄、松井、島崎の3人の活躍も、女優を目指す現役メンバーにとって大きな希望となっているはず。


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