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2016年12月16日 (金)夢の紅白選抜中間発表考察 なかなか興味深い結果が・・・

AKB紅白の会場にて、本家NHK紅白の方の中間発表がおこなわれました。
この結果がなかなか興味深かったので、色々考えてみました。
個人的な考えなので、間違っている部分もあるかもしれませんが、ご容赦を。

今回の投票は「一端末一票」なので、一人一票とはいかないまでも非常に近い状況であるということから、これは「大選挙区における国政選挙」と近いものと考えられる。
かつての「参議院全国区」の選挙と考えればいい。
しかもAKB48グループの濃いファンだけでなく、かなりの一般の方の投票も行われていると仮定して見ました。
本当に参議院全国区(今はないです)の選挙に近いのではないかと。


「全国的な知名度」があるメンバーが圧倒的に強い

選抜常連組は強い!
メディアに登場しているメンバーは強い!
これは説明の必要もないと思いますが、この傾向がより強く出るのが「全国区」だと思います。

特に印象的だったのは大家志津香さん
AKBファンが思うより、大家さんの一般知名度は高いです。
知名度は指原さんに次ぐレベルです。
ゴールデンタイムのクイズ番組のレギュラーを舐めてはいけません。
普通の人は深夜番組やアイドル番組はほとんど知りません。
被災地訪問ライブに行くと良くわかるのですが、東北のおっちゃんやおばさんの知名度、大家さんトップクラスです。
なので、一般層も投票してくれていると考えるなら当然の結果かも。

そして、AKBから移籍したSKEの大場美奈さんとNMBの市川美織さんは一般知名度が高いメンバーだと思います。
「知名度」という観点から見ると、移籍兼任のメンバーには相乗効果があるのではないでしょうか。(ファンの推し変はあると思いますが)絶対に知名度は上がる。「基本は全国区選挙」と考えてみる。


②ファンの熱量より「ファンの総数」があらわれる結果

一端末一票なので「一推し」に一票しか投票できないので、投票してくれる人の「総数」が重要。
これは普通の議員の選挙と同じ感覚ということです。
地盤を固めて、投票をお願いするしかない。

つまり「濃いファン」がいることより「ファンの実数が多い」ことが強さに。(ただし「一推し」じゃないとダメですが)
各グループの選抜メンバーでも、その傾向が出ているように思います。

普通の選挙とのアナロジーとして考えるなら、一番の大票田は「浮動票」ということになります。
今回の場合「AKBの総選挙に積極的に投票はしないが、48グループやアイドルが好きな層」が一番の票田ということも考えられます。
データの裏付けがあってのことではなく、あくまで推論ですが。


③一般の方の投票とするなら人口比になる傾向が出るのか?
グループの中で中間発表が一番多いのはAKB、次いでNMBでした。
これはある意味当然の結果です。
AKBは全国区であり、東京が地盤。人口1300万人。首都圏は3500万人
大阪は880万人、愛知750万、福岡510万、新潟220万なので、普通に「地元のグループのメンバーに投票」すると考えるなら、大阪の方が名古屋より強いという傾向が出ると思います。
更に、SKEは名古屋周辺は大変強いですが、あまり広いエリアではなさそうな感じがします。
NMBは京都、兵庫はもちろん近畿圏、中国地方まで勢力がありそうです。

ざっくり、首都圏:関西圏:中京圏3:2:1くらいの感覚?
とすると、この中間の結果はそのような傾向かもしれません。
(例えば、ジャイアンツ、タイガース、ドラゴンズのファンの総数はどうなのか?)
もっとも、熱いSKEファンが「本気を出していない」のかもしれません。


ここで気になるのがHKTの強さ。
この理由を考えてみたのですが・・・その結論は・・・

今や日本を代表するタレント指原莉乃さんの圧倒的な知名度は全国区であり、その結果HKTの知名度も全国に広がっていること。
そしてもうひとつ「HKTファンは東京(関東)が多いのではないか?」ということ。コンサートの動員など見てもそう感じます。
その結果、HKTは全国区グループであり、首都圏でも強いのではないかという推論です。

更に、九州全域がHKTの領土と考えれば更に強くなる。
つまり「AKBとかそんなに興味ないけど、投票するならHKTの子」と九州の方は考えるのではないだろうか・・・(ホークスです)
あるいは、県外選手の多い高校が甲子園の県代表になった時に、「そうは言っても故郷を応援」する感情。
全国区なんですが、地盤を固めていることも重要ということかと。

そう考えると、まだCDデビューもしていないNGTは、柏木さん北原さんだけが全国区で、他のメンバーはちょっと厳しいのが(指標や知名度から見て)現実だと思うのですが、その中にあって中井りかさんのランクインは「人気は本物」と感じさせてくれました。全国区になりつつあるなあと。


チーム8には「熱量の多い」ファンがついていると思いますが、考えるにまだ「その総数が少ない」ことと「投票が分散」しているのではないかと思いました。
ファンの総数は、チーム8だけの握手会の動員などから見て、まだまだ発展途上と思ったこと。
そして、47人もメンバーがいるので、どうしても推しが分かれてしまい、なかなか厳しい戦いになるんじゃないかと思いました。

本当の選挙なら「統一候補にする」とか「共闘する」とかの戦術を取るところでしょうが、紅白というテレビ番組の企画なので、自分の好きなメンバーに投票するのがいいのかもしれません。
あるとすれば「48グループの拠点のない地区の票の掘り起こし」とか。
北海道・東北や中国・四国などは、48グループはないので、そのあたりの地区の票を掘り起こす作戦とか・・・


さて、以上の考察をしても分からないメンバーが二人。
AKBの村山彩希さんとNMBの木下百花さん
この二人はAKBの選抜総選挙に出ていないので、総選挙の基準はないです。
これが実人気ということなのか、他の要素があるのか?

村山さんは「シアターの女神」と呼ばれ、毎年劇場出演数ナンバーワンのメンバーです。そこで確実に実力をつけ、ファンを増やしているのか?
木下百花さんは、そのユニークな言動や、キャッチーなファッション性などでアイドルオタ以外のファン(女性ファン含む)を掴んでいるのか?
AKB総選挙に出ていない分、ファンの後押しも強いかもしれません。
いずれにしても楽しみな二人です。

まずはファンの皆さんの後押しが一番だと思いますので、せっかくの企画を盛り上げるためにも、周囲の方への投票の勧誘もお願いします。




全文はこちら
http://www.nhk.or.jp/akb48show-blog/