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◆過剰なファンサービスにより崩壊したアイドルとファンの距離感

 CD特典の握手会からはじまったファンサービスは、ファンとの距離が近くなればなるほど過激化していき、例えばCD30枚でアイドルの手料理が食べれる→50枚で一緒にカラオケ→100枚で1時間半のデート……など、確かに行き過ぎ感もある。実際、人気アイドルが“「独占禁止法」上の「不公正な取引」に抵触する恐れ”があるとして販売を中止したこともあり、公正取引委員会がいつ動いてもおかしくない状況である。しかし、ファンを囲い込む戦略は、ジャンルを問わず“芸能事務所のドル箱事業”として、以前から存在していたのも事実。

 「よくあるのが、ファンクラブの会員とタレント本人が1年に1回、それなりの会費を取って事務所主催で1泊旅行するといったもので、これは俳優、歌手、アイドルを問わず、意外と普通に行なわれています。かつて、特に新宿二丁目界隈で人気のあった某人気俳優さんが、ファンたちと1泊旅行したところ、参加したファンがほとんど“そっち”系の人で、その俳優さんが恐怖におののいていた…なんて都市伝説的な話もありますが(笑)、このファンサービスにしても、本当は普段からファンとの距離感を保っていればこそ、プレミア感も出てくるというもの。安易にサービスが過剰になれば、いろいろと問題が出てくるのは当たり前です」(前出・編集者)

 結局、ファンとの距離が近すぎたり、ファンサービスが過激化すれば、アイドル自体の価値を低下させることにもなり、自らの首を絞める結果になってしまうだろう。時代とともに、ファンがアイドルに対して求めるものが変わってきているとしても、やはりアイドルには、“みんなの憧れの存在”であり、“特別な存在”であってほしいもの。アイドル側が自らの価値を下げるような過剰なサービスにならないよう、アイドルとファンの線引きをもう一度見直す必要があるのではないだろうか?


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