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 若者の政治参加の意義を考える討論会「熱く語り合う高校生~18歳選挙権を得て~」(23日、諏訪市文化センター大ホール)が開かれるのを前に、ゲスト参加するAKB48の茂木忍さん(19)は18日、シンポジウムに臨む気持ちを語った。(聞き手・小松隆次郎)

 ――茂木さんは朝日新聞の連載企画「私たちも投票します」に登場していますが、この企画で何を学びましたか。

 一番学んだことと言えば、正しい情報をもとに投票しようということです。私はスマートフォンでネットニュースを見ることが多いんですけど、発信元がどこか、その情報が正しいのかどうか、正しいとしても何かを印象づけようとする意図があるんじゃないか、ということを考えるようになりました。

 ――中学生や高校生時代、学校で選挙について学んできましたか。

 自分たちがどのように投票して政治に参加すればいいか、ということを授業で習った記憶はありません。学校の生徒会選挙でも、何となく「好きか嫌いか」で投票していました。でも、その人のことをきちんと知ったうえで投票するべきだったんだと、今は思っています。

 ――茂木さんは昨年の「AKB48選抜総選挙」で57位と、初めてランクインしました。「選ばれる」側も経験していますね。

 ランクインしてテレビや雑誌の仕事が増え、応援してくれたファンの方が喜んでくれました。これから私たちが投票することになる本当の選挙でも、自分が投票した人が当選して「いい仕事」をしてくれたら、きっとうれしいです。だから、そういう期待ができる人を選んで投票したいです。

 ――当日の討論会で語り合うのは、茂木さんにとって少し年下の普通の高校生たちです。どんな気持ちで臨みますか。

 緊張しています。私は高校生のころ、友達と政治や選挙の話を真剣にしたことがありませんでした。だから、高校生でこうした場に参加することだけでもすごいと思います。私なんか簡単に論破されてしまうんじゃないかと心配です(笑)

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 討論会は23日午後2時半開始。入場は無料。誰でも参加できる。申し込み、問い合わせは浜新聞店(専用電話050・3648・8539、ファクス0266・52・1179)へ。

http://www.asahi.com/articles/ASJ4M67G6J4MUOOB01M.html