20150917-00000030-dal-000-7-view


 16日に横浜アリーナで行われた第6回AKB48じゃんけん大会は、過去一度も選抜入りしていない無名の藤田奈那(18)が優勝。ニューヒロインの誕生に会場は祝福ムードに包まれた。オフィシャルペーパーのスポーツ報知では、5ページの大展開でこの模様を詳しく報じた。

 イベント終了が夜9時。記者の仕事はここからが本番だ。一体、藤田奈那はどんな魅力を持ったメンバーなのか? 名前こそ知っていたが、一度も取材をしたことがない。

 じゃんけん大会は、昨年まで4大会連続で知名度のある「選抜常連メンバー」が優勝していた。「じゃんけんの結果は運任せ」とは言っても、どこかで「どうせ優勝するのは、有名メンバーだろう」という油断があった。慌てて、舞台裏へ走った。

 藤田本人はラジオ出演のため、現場にいない。マネジャーやスタッフに藤田の人柄やエピソードを聞いて歩いた。その誰もが「まじめな性格で努力家」と評した。小学校から中学まで8年間、クラシックバレエを習っていたことも分かり、少しずつ人物像が見えてきた。

 AKBの活動と受験勉強を両立させて大学受験にも成功。クラシックバレエの達人ということもあり、ダンスが得意。レコード会社の担当者は「最近、歌もうまくなった」と証言した。ではなぜ、売れてないのか? 何が足りないのか? その答えは、どうやら「何でも器用にこなすから“キャラが立ってない”と見られてしまう」「女の子ばかりの大所帯。不平不満を言うメンバーの方が目立つ」ということだ。

 人柄も歌、ダンスの技術も申し分ない。今年出演した舞台の評判も良かったと聞く。それなのに突き抜けた個性に欠けているために目立てなかった藤田が「じゃんけん女王」の称号を手にした。これを名刺代わりにメディア露出を増やし、知名度アップを目指す。すでに仕事の依頼が増えているという。本来の能力を発揮できれば「舞台女優になりたい」という夢に近づけるはずだ。

 優勝から一夜明けた17日、藤田はスポーツ紙6社の囲み取材に応じた。宝塚歌劇とバレーボールが大好きな大学1年生は、優勝特典のソロ曲について「宝塚のようなミュージカル調の曲がいいな」と熱望した。優勝後のインタビューで発した「大変なことをしてしまいました」というコメントが話題を集めていることには「流行語大賞を目指そうかな」。どんな質問にもハキハキと答え、コメントも面白い。始まったばかりのシンデレラストーリーに注目だ。


引用元・全文はこちら→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150919-00000077-sph-ent